ポップスターを守るため、星の力を与えられた戦士。 性格はあっさりしている。自分の意思が強く他人に流されない。 味方は味方、敵は敵。表情を変えずに敵を一刀両断していくタイプの主人公イメージ。悩みのないやつです。 前世の記憶が受け継がれており、時折先代の声が聞こえるらしい。
「この世で本当に信じられるモノなんて、美味しい食べ物以外に何かあると思う?」
一流の腕を持つ剣士で、仮面の下に素性を隠した男。自らのことを語らない。 カービィのことを前世から知っているようで、時に手助けをしたり、時には良きライバルとして剣を交えることも。 正々堂々戦う騎士道精神の持ち主。自分にも他人にも厳しいが、甘いものだけは許してほしい。
「食べるのもいいが、少しは鍛錬を――何、説教はもういい? 仕方ない、デザートぐらいは付き合おう」
最初に星の力を与えられた、カービィの先代。 銀河でもっとも強く、銀河でもっとも優しい戦士。 物腰柔らかく争いを嫌い、どんな相手にも武器は向けずに手を差し伸べ、誰もが幸せな世界を目指していた。 今はカービィに受け継がれた"記憶"。精神体の形でカービィに話しかけたり、時に疑問を投げかけてくる。
「争いなんて、悲しいことはもう終わりにしよう。僕とお友達になろうよ!」
全てを救うことなど出来ない世界に絶望し、主人公を諦めた青年の肉体の成れの果て。 「世界を破壊する」ために暴走する銀河最強の戦士。狂暴なため封印を施されている。 何故自分は世界を破壊しようとしているのか。そもそも自分は誰で、何のために生まれたのか。 ――もう何ひとつ覚えていない。精神を失ってしまった彼には、きっと誰の声も届きはしない。
「……破、壊し…………ア、アア……………め……た…………」
基本的には敵でも味方でもない、世界の外側の住人。その存在を知る者はごく僅かである。 世界を見守り、調整し、終焉を迎える時には審判の役割を果たす存在。過去に一度審判を行ったことがあるらしい。 ポポポに対して愛着を抱いており、主人公の座から下ろした後もその存在を世界に縛り付けている。時折、主人公のそばに蝶々の姿で現れることがある。
「……そろそろお眠りなさい。悪は打ち倒される運命なのですよ、"ゼロ"。」
宇宙に突如生まれたヒトの形を持つダークマター族。 目を合わせた人間に恐ろしい印象を与えるため迫害を受けた過去があり、人間に憎悪を抱いている。 一族以外の者には無情で冷酷である一方で、一族の仲間には甘く、特に自分の右腕であるダークマターに対して過保護。 一族が幸せに暮らせる未来のために侵略の道を選んでしまい、破滅へと向かっていく。
「いつか必ず、我が一族が幸せに暮らせる未来が訪れる。その為に今は戦わねばならんのだ」
ゼロの右腕として、侵略の際は前線で戦う剣士。元は不定形の暗黒物質の端くれであったが、ゼロによって人間の身体を与えられた。 ゼロに心底惚れ込み身も心も捧げている。 謙虚で真面目な努力家。そのひたむきな純真さゆえに主の行く道を疑わない。ピンチに追い込まれると剣を捨てて身一つで戦う。
「何よりも強く、何よりも美しい……貴方のために戦うことができる、ただそれだけで俺は幸せです」
ゼロにとっては弟のような存在。優しげな天使のような見かけだが、人への情は無く、気まぐれな性格。未来を知っているかのように達観した視点で、ゼロの侵略行為を見守り続けている。 自身に戦う力はほとんど無く、基本的にはミラクルマターに任せきり。その正体は前世のゼロが転生した際に分離した、前世の記憶を持つ抜け殻である。
「君も、彼も。みんな運命に囚われただけのこと。ハッピーエンドかどうかなんて、君の主観に過ぎないんだ」
ゼロツーによって作られた部下で、ペットのように可愛がられている。身体も精神も全て一から組み立てられており、行動は機械のようで、戦う姿は兵器のようで、精神は子供のよう。 他人の感情が理解できず、常に楽しそうに笑っているが大抵は何も考えていない。主に忠実に正確に従うことが幸せである。
「ゼロツーさまのためにたたかう、ゼロツーさまがよろこぶ、うれしいです!」
ゼロの部下。前線には立たず、下っ端を弄……束ねる役目を負う。戦うよりも裏方の仕事の方が得意。 口と態度だけはデカい自信家、実際はビビり。ゼロに憧れを抱いており、ゼロのような存在になりたい思いからこの名前を名乗っている。 みんな呆れながらも、なんだかんだ放っておけないやつ。
「俺様は宇宙の全てを統べる暗黒の支配者! 皆恐れおののきひれ伏……あっゼロ様! 仕事はしてます!」
ディメンションミラーに棲みついている、鏡の国の裏の支配者。ゼロから派生したものだが、詳しい経緯は不明。 豪快で明るく見えるが、非常に傲慢で残忍な性格。 人の感情を読む能力があり、嫉妬や絶望といった人間の負の感情と、歪んだ心の持ち主を好物とする。自分の快楽の為に人間を弄び、飽きたら放る。いつも楽しそう。
「ほう、この俺に楯突くとはなあ、その心意気には興味を惹かれるぞ。是非とも歪ませたい表情だ!」
カービィの友人。温厚で健気な性格。頼りない所もあるが一生懸命彼の助けになろうとする。 人間を素体にして作られたダークマター族。人間としての精神が残されているため、一族と打ち解けることが出来なかった。 また自分自身にすら拒絶反応を起こしてしまうことがあるため、今はカービィの星の力の加護を受けている。
「僕は"いなかった"ことになっているでしょうから、未練はありません。優しい人たちとおいしいごはんがある、この星が僕のおうちです!」
毛糸の国の手品師で、怪しい雰囲気のお兄さん。スリルのあるやや過激な手品を得意とする。芝居がかった口調で皮肉が多い。 同業者の繋がりでウィズとは知り合いだが同族嫌悪で仲は悪い。 一方でマインドに玩具にされている彼を気にしている一面もある。人間性はさておき、純粋に手品を楽しんでいるタイプ。
「なんて無様で、哀れなのでしょう! でも貴方のようなお馬鹿さん、ワタシは嫌いじゃありません」
雨を司る雲の精。空に雲がある限りどこにでもいて、 地上で起こる全ての出来事を見下ろしている、不思議な存在。 彼自身も雲のようにつかみどころが無い。雲から目線な態度で話しかけてくるが、決して地上の者を蔑視している訳ではない。 ただし自然の恵みの大切さを理解しない者には厳しい。
「雲の切れ目に足を取られて落ちぬよう気を付けたまえ。いつだって気まぐれなのだよ、雲というものはね」
ウルルンスターの海の主。海と海に棲む者達を大切にしており、皆に慕われている兄貴分のような存在。 いつも堂々としていて大らかな性格。何事にも物怖じしない。よく笑う。声がでかい。 腰に下げた碇は武器になる。腕っぷしが強いほう。時折ポップスターの海にも遊びに来るようだ。
「なに、心配するでない! 海の戦いで我に勝る者はあるまいて! 潮の流れが我らの味方となるからの!」
ダークマインドにより、カービィの悪意を写して作られた。 マインドの部下となるはずが、特に何もせず食べてばかりいる。 子供っぽいわがままな性格で、カービィよりも幼い印象を受ける。 ダメタに頼りきりのヒモだが、マインドに対して不信感を抱き、 ダメタのことを心配している。後ろにマスターソードを背負っている。
「ねーえ、ダーク今日もお仕事ー? サボってパフェ食べにいこーよ!」
ダークマインドにより、メタナイトの悪意を写して作られた。 マインドの悪行を影で支える部下であり、目的の為なら卑劣な手段を厭わない。 シャドーの手を汚すまいと彼の分まで働いている。 常にマインドの言いなりで、自分の意思を表さない消極的な性格。陰気な雰囲気を纏っている。 主への忠誠心があるわけではないが、依存はしている。
「忠告しておくが。マインドを敵に回さない方がいい。あれに興味を持たれたら、逃れるのは不可能だ」
ムーンライト王国の王様。かつて国を救った英雄であり、圧倒的な武力と賢明な判断力で民に讃えられている。……と彼は語るが、すべては彼の妄想である。 ムーンライトマンションの管理人であり、ガレブ族の実質的な長。粗暴で傍若無人な態度で周囲を従わせている。本人に嘘を吐いている自覚はなく、事実を捻じ曲げて解釈した妄想を信じ込んでいる。
「余は堅牢なるムーンライト王国の柱! さあひれ伏せ愚民共、余を崇めよ!」
地中で暮らしている、イタズラ好きの少年。時には度の過ぎたイタズラをするが被害の責任は取らない。 楽観的でいい加減、調子のいい性格で、自分さえ良ければそれでいいタイプ。都合が悪くなればすぐ地中に引っ込んでしまう。 視力はほとんど無いが、音の反射や匂いで周囲の様子を把握できる。
「人生何が起こっていつ死ぬかわかんないだろ? だったらオイラは今日が楽しけりゃ~それで良いや」
雨を司る雲の精。ポップスターに棲むクラッコと外見も内面もよく似ている。本人曰く「どちらも"私"」だが別個体。強いて言えば、ポップスターの個体よりも人間への興味が強いようだ。 鏡エリアボスの中では唯一ダークマインドの支配が及ばない人物。世界を見守る目となる役割を担う彼等は、ポップスターや鏡の国に限らず各地に存在している。
「悪意に搾取されてもなお、感情を振り翳すことを止められぬ。人間というものは、つくづく不思議な生物よ」
身体の99%が機械で出来ている戦士。皮肉を文字通りに受け取ってしまうような単純な性格で、愚直なお人好し。良かれと思った行動で迷惑をかけてしまったり、騙されて利用されてしまうことも。 本人は忘れているが元は人間。自身の身体を機械に置き換えていった結果、元の知能と記憶を失ってしまった。機械を弄るのが得意。
「機械の修理なら任せてくれ。私の機能がお前の役に立てるのなら嬉しいぞ!」
海と共に生き、海の神の声を聴くことが出来るという家系の出身。だが両足を失っており泳ぐことができず、メガタイタンに作ってもらった義足の力で泳いでいる。 大酒飲みであり、一族の掟に逆らって飲んでいる。口と酒癖が悪く荒くれ者の印象だが、案外常識人寄り。周囲に振り回されてしまう不憫なところも。
「今日は大時化だぜ。んな時に海に出る馬鹿なんていねェ。大人しく帰って寝な、俺も今から酒飲んで寝っからよ」
丁寧で誠実で人当たりの良い人気手品師。……を演じているが、 実際は他人を見下しており、自分の手品に騙される観客を嘲笑うのが趣味。 そんな歪んだ精神をマインドに気に入られてしまい、玩具にされている。マインドに対して反抗的な態度を取り、実力で敵わないと知りながらもしつこく下剋上を狙っている。
「お褒め頂き光栄です。自慢の手品で皆様を楽しませることが出来る、それが自分にとって何よりもの幸せです」
双子の兄弟。 兄のマスターは丁寧で物腰柔らか。いつも謙虚な態度を取り、ダークマインドに対して忠実に振舞う。暴走しがちな弟を手枷と鎖で繋いで制御している。 弟のクレイジーは幼稚で生意気な性格。感情に任せて突っかかってしまうところがあるが、何よりも大好きな兄の言うことだけは大人しく聞く。
「にぃちゃんのこと馬鹿にしやがって、かかってこいよぉ! ……痛たた!」 「おっと、すみませんウチの愚弟が。こらクレイジー、大人しくするんだよ」